公務員→ドロップアウト

元地方公務員のブログ。これから公務員を目指す方、公務員を辞めたい方へのブログです。おそらく公務員体制をボロクソに言ってますゴメンナサイ

あまり知られていない公務員の闇。飲酒運転での懲戒免職処分は無効になる

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こんにちは、流浪の元公務員ダーマです。昨今の公務員人気、凄いです。ダーマの周りでも看護師か公務員かっていうくらい、非常に人気が高いです。しかし公務員はもとより看護師さんもそうなんですが。


仕事に就くことがゴールと思っては痛い目みますよ?


大切なことは仕事に就いて何をしたいのか?です。ゴールではなくスタート、その意識だけはハッキリと持ちましょうね。

 

初めての方はこちらをお読みください

【とりせつ】始めにお読みください - 公務員→ドロップアウト



さて今回のテーマは飲酒運転における処罰の問題について


若い人は知らないかもしれませんが、飲酒運転というものが今の様に厳罰化(この言葉が適切かどうかは疑問ですけど)されたのは1999年におこった痛ましい事故がきっかけとなりました。

東名高速飲酒運転事故 - Wikipedia

 

この事故をきっかけにして、それまで大甘だった飲酒運転の罰が強くなり。危険運転致死傷罪成立もこの事故をきっかけにして、世論が大きく動いたからだと言われています。


今では信じられないと思いますが、それまでの飲酒運転に対する意識といえば他人にさえ迷惑をかけなけば、少しくらいはいいでしょ。という程度の認識でした。タクシーの運転手ですら飲んで仕事している人もいたくらいです。


そして今、よくマスコミでも耳にする公務員の飲酒運転問題(といっても何故か公務員だけがニュースに取り上げられるんですけどね、普通の会社員は取り上げられたりしません)

ほとんどの自治体では飲酒運転によって摘発された職員は、何らかの処罰を受けます。一番重いのが懲戒免職、所謂クビです。ダーマがしたような通常の退職と違い、懲戒免職では退職金が出ません。だから懲戒免職となる前に自主退職・・・・という流れが出来そうですが


実際には懲戒免職の後に復職しているケースがほとんどなんですねー


今回はそのあたりを掘り下げてみましょう

 

 

公務員が免職となるには具体的に何をした場合?

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そもそも公務員ってクビになることあるの?ってところからですが、もちろんあり得ます。ほとんどは当該自治体の条例で制定されていると思いますが、ちゃんと決められているはずです。


例えば刑事罰になった場合は即懲戒免職でしょう、当たり前ですけど。


他にも信用失墜行為があったりだとか、職務上知りえた秘密を他の人に話してしまったなどは処分の対象となります。ですがどれも一般的な常識があれば抵触することはありません。どれも民間の会社員でも同じことだと思います。

 

なぜ飲酒運転で懲戒免職となるのか

ではなぜ飲酒運転で懲戒免職となるのでしょうか、その根拠はいったいなんでしょうか。

それは自治体によって理由は様々です、信用失墜行為に当たるという見方もあるでしょうし、法令順守の模範となるべき公務員が法を犯したから、という見方もできます。


公務員は採用が決まった際、必ずある宣誓書を書くことになっています

 

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これは人事院から出されている国家公務員の宣誓書ですが、だいたいどこの自治体もこれを模範として同じような内容の宣誓書を出しています。ダーマも最初の研修の際にこれを書いたのを覚えています、結構緊張しました。


実は以下の人事院のサイトに処分の一覧表があります、興味のある方は是非ご覧ください

懲戒処分の指針について

 

サイトの下の方に一覧表があります、長いのでここでは割愛させてもらいますが。何をやったら免職で、何をやったら停職や減給かなど割と事細かく載っています。こんなものがあるなんてダーマも知りませんでした(笑)
(何かお心当たりのある現職公務員は特に見てみて下さい\(^o^)/)

これらを根拠として懲戒免職処分が行われるのです。

 

 

最高裁で違法となった飲酒運転での懲戒免職

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さて話の本丸ですがこの記事をご覧ください

www.asahi.com

 

2016年9月の朝日新聞記事からですが、内容を説明すると福岡市の職員が酒気帯び運転により懲戒免職となりましたが、裁判にてこの処分が重すぎるとして処分が覆ったものです。


今では上記の福岡市のような最高裁までいくケースはほとんどなく、各自治体にあるであろう人事委員会に不服処分を申し立てれば、免職取り消しとなるケースがほとんどです。なんらかの処分はあるでしょうがクビはありません。


最高裁がそのように判断を下したのですから、免職取り消しが良い悪いは別に考えるとして、自治体の「とりあえず免職処分に処する」という判断は市民に向けた只のポーズですよね。どうせその後に不服申し立てで取り消されるのは確実ですし。


これが実態です、クビにはなりません。

 

 

おわりに

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飲酒運転を肯定するつもりは毛頭ありません、ダメなものはダメ。それは当然です。


まとめ

・飲酒運転で捕まると公務員はクビになる

・でも不服申し立てをすると処分が軽くなる(ケースバイケース)

・つまり処分はあくまでポーズにしかすぎない


こんなところでしょうか。ポーズにしか過ぎないとわかっていても、だからと言ってお咎め無しというのも出来ませんけどね。


ただ、テレビなどでたまに見る公務員を懲戒免職をしました!というニュースを見ると、その後の顛末が非常に気になります。見ている人はそこで納得しちゃいますけどね、実は続きがあったりするんです。おぉコワ・・・


おわり