公務員→ドロップアウト

元地方公務員のブログ。これから公務員を目指す方、公務員を辞めたい方へのブログです。おそらく公務員体制をボロクソに言ってますゴメンナサイ

結構メンドクサイ、公務員と労働組合の関係性【実態】

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こんにちはダーマです、辞めて分かることって色々あるもんです。今まで当たり前に感じていたことも、一歩外に足を出して見つめなおしてみると結構色んな事が普通じゃないことに気が付きます。

初めての方はこちらをお読みください

【とりせつ】始めにお読みください - 公務員→ドロップアウト




今回のテーマは地方公務員にとって切っても切り離せない存在である、労働組合についてです。


政治的な市民運動や集会などで「○○組合」とか「○○連」だとかいうのぼりを掲げて、頭にハチマキ巻いている集団をテレビなどでよく見かけると思いますが、あのほとんどは労働組合の職員です。よく、公務員が仕事するのは組合活動と選挙の時だけ。と言われますが、実際にその通りかもしれません。


組合自体はどんな民間企業でもあると思います、その活動も往々にして職員に対してメリットがありますし、職員の意見を会社側(雇用者側)に伝えるのは会社としても気付かない点に気付くいい機会ですから。そのなかでお互いに折り合いをつけるのが一応理想となっているはずです。


ですが、公務員の労働組合は民間のそれとはちょっと毛色が違います。今日はその点を書いていきたいと思います。

 

 

組合に入らないといけない理由とは

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ダーマが在職中に、よく他の民間企業の方から聞かれることが多かったのが
「公務員ってみんな組合に入らないといけないの?」という質問です。


よく集会でのぼりを掲げて活動する組合をテレビやネットで見かけます、あれ?公務員て政治活動はNGなんじゃなかったっけ?という疑問からきた質問だと思います。実際にはどうなんでしょうか。


答えは、ほぼ全職員が組合員です。


ユニオンショップという言葉があります、これはその会社に就職した場合全ての職員がとりあえず組合員になりますよ。って会社です。もちろん管理職に昇任すれば組合からは脱退となります。管理職は雇用者側の立場となりますので、この点は公務員の労働組合も同じです。


話を戻すと、地方公務員はユニオンショップではありません。任意での入会となります。


が、実態としてはそうでないのが事実です。おそらく雰囲気的に強制的に入らなければならない状況になります。なぜそうなるのか、こういったことがあるからです。

労働条件が改善した場合の恩恵

例えばあなたが職員だった場合を考えます


あなたの部署が市役所の3階に入っており、その階には他にもいくつかの部署がひしめきあっています。各部署はパーテーションのようなもので仕切られており、基本的にそれぞれにエアコン(空調設備)が備わっています。


さて、夏場のある日突然、あなたの部署のエアコンが壊れてしまいました。


他の部署のエアコンは生きており、パーテーションの隙間からわずかに冷たい空気が流れてはくるものの、あなたの部署ではうだるような暑さが続きます。外部との接待などで使用される部屋ならば即座に修理してもらえるでしょうが、残念ながらあなたの部署は対外的な対応をする場所ではありません。なので暑い(と言っている)のはそこの職員だけ。


上司に改善を依頼したものの「予算が・・・・」などの理由でいつまで経ってもエアコンが直る気配はありません。そこであなたの部署ではこの問題を労働組合に提起することにします。


労働組合が入った場合、徹底して労働環境改善のための証拠を集めます。


例えば部屋の温度湿度を測ったり、不快指数を測ったり、類似の状況の他の労働組合の活動記録を調べたり、裁判での判例があればそれを持ってきたり。と、かなり本格的に動いてくれます。


そしてそこで得た証拠をもとに、雇用者側である立場の人達に対し会議を行い(団体交渉)エアコンの修繕を求めます。うまくいけばこんな感じで要望がかなえられるでしょう。


さて、やっとエアコンが直りあなたの部署に涼しい風がやってきました。部署の職員も満足いく結果です。


ではそんな中、あなただけが組合員でなかったらどうでしょう?


色んな意味で冷えそうですね、想像するのも恐ろしい・・・・あなただけ箱に入ってもらってエアコンから隔離することは出来ませんので、恩恵を受けるのは皆と一緒です。



さて上記のような労働組合の環境改善活動などは、組合員が毎月支払う組合費によって経費が出されています、さらに組合専従者の場合そこから給料が発生します。


組合費は払わずに、組合員と同じような恩恵を受ける。


こういった場面が多々出てくるので、やはり組合に入らざるをえなくなりますよね。

 

 

労働環境改善以外の活動

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先ほどちょこっとでた公務員の政治的組合活動、ダーマはこれに関しては一切行わずにやってきました。そもそも個人の政治主張に反してまで、強制的に活動を強いることはあってはなりませんし。せっかくの土日をなぜ政治的な組合活動に当てるのか、さっぱり理解できなかったからです

 

こういった活動も行います


11・1全国労働者総決起集会

 

こんなこともありましたね


橋下市長「地方公務員の政治活動に罰則は当然だ」

 

誤解のないように言うと、全ての組合員がこういった活動をしているというわけではありません、ただし組合員である限り誘いを受けたり、勧誘を受けたりすることはよくあります。


具体的にいうと反原発、憲法改正反対、反米軍基地(反自衛隊も中には)などなど、そもそも大本である自治労(全日本自治団体労働組合)が民進党の支持団体なので、民進党の掲げる政党目的などに直結した活動が行われます。

全日本自治団体労働組合 - Wikipedia

 

個人的にどの政党を応援しようが、政治観念を持とうがそれは個人の自由だと思うのですが、こと地方公務員の労働組合に関しては、他の企業のそれよりも強く同調を求められる、というのがダーマの個人的な意見です。

 

 

おわりに

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結論として、これから地方公務員を目指す方に向けてのアドバイスとしては


・組合には入った方が良い、メリットの方が大きいから

・時として個人の主張とは異なる活動、運動を求められることがある。組織の一員として致し方ないけれども、キツく当たってくる人もいるかも

・仕事よりもそっちの活動に終始する人がいるので、当たらず触らず


ダーマのいた職場ではそういった政治活動はあまりなかったのですが、他を見ると凄いところは凄いです。仕事も頑張ってもらえると嬉しいんだけど・・・。

 

おわり