公務員→ドロップアウト

元地方公務員のブログ。これから公務員を目指す方、公務員を辞めたい方へのブログです。おそらく公務員体制をボロクソに言ってますゴメンナサイ

公務員に向いている人と向いていない人の大きな違いとは

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こんにちは、ダーマです

今回のテーマは公務員職の向き不向きについてです。


どんな職業にも、または趣味において必ず向き不向きというものはあると思います

例えば体が大きい人は体格差が出るスポーツに有利になりますし
泳ぐのが苦手な人が水泳をやることはあまりありません。

数字に強い人は経理も得意でしょう、反対にコミュニケーション能力の低い人は営業職には向いていません。


これらのことは社会に出る前に、当たり前のように知っておかなければなりません

自分自身がどういうタイプの人間なのか、学生では学校での部活動やアルバイトなどの経験を経て
各々の得意・不得意・好き・嫌いなどのパターンを把握することが、これからの人生を歩むうえで大切なこととなります。


さて、それでは公務員にも向き不向きの性格ってあるのでしょうか?


答えはもちろんイエス。

むしろ一般的な民間企業とは考え方が全然違うので、向き不向きは就職後に大きく影響します。


公務員人気の高い現在、それを知らずとりあえず安定した職業に就きたいがために試験をパスし、5年くらい働いたところで様々な葛藤を持つ人をダーマは何人も見てきました

その人らはきっと公務員不向きなタイプだったんでしょうね。


それでは自分が公務員に向いているのかどうか、これから示すパターンを是非参考にしてみて下さい
(地方公務員、一般行政職の場合)

 

不向きな人のタイプ

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サービス業が好きな人

自身のこれまでの経験で、サービス業が好きな人には公務員はあまり向いていません

市民サービスを向上させるのは、地方公務員にとっての職責ともいえますが
民間でのサービス向上の目的と、公務員のそれとはちょっと違うんです。


サービス業にも色々あるので、飲食業を例にとってみましょう

あなたがファストフードの店員だった場合、お客様から様々な要望を受ける場合があります
所謂クレームというやつですが、ここでは良いクレームだとします。


民間企業にとっての最大目的は利潤の追求、利益の確保ですので、直接利益を落としてくれるお客様の要望には最大限答えるでしょう


もしもそこで機嫌を損ねてしまったり、不利益となる印象を与えてしまうと、そのお客様はよそのお店に行ってしまうかもしれません。


そうすると自社の不利益に直結するので、サービス向上は利益追求のための自然な行動です

それは時としては理不尽な要求にも答えなければならない場合もありますが

それらを対処したうえで、新たなサービスが自社に生まれてくる場合もあります。


例えばハンバーガー店の場合
ケチャップを抜く・オニオンを抜く・マスタードを抜く

といったちょっとした配慮は、現在ではどこの店でも行っているでしょう。

これももしかしたら元はクレーム(主張・要望)から生まれたマニュアルかもしれませんが
こういった変化に対応していくのが、競争社会に置かれている民間サービス業の職責でもあり面白さでもあります。


さて、話を公務員の方に向けますが

こういった対応は公務員ではほぼ不可能です。


そもそも公務員というのは憲法でこう規定されています



すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。(憲法15条2項)

日本国憲法第15条 - Wikipedia

 

社会の時間に習ったあれですね、公僕と呼ばれる所以もここにあります(笑)


この一文には色々な解釈がありますが、その細かい話は置いておいて・・・・

この一文があるからこそ、特定の人に対してのサービス向上もなかなか上手くいかない場面もあります。



もしもファストフード店が公務員だった場合を例にしましょう


A市ではファストフード店が1店しかありません(市役所)

そこにお客様がやってきて商品をオーダーします

するとその商品に嫌いな野菜が入っていたので、それ抜きでお願いできませんか?と頼んだとします


答えは決まってこうです

「規則で出来ませんので出来ません」


ラストオーダー5分後に来店したお客様がいたとします

「もう時間ですので明日いらしてください」


ダーマはお客様が神様だという考えは持っていませんが、こういった要望にフレキシブルに対応できない企業は、普通は1年持ちません。潰れます。


ですが公務員のこういった対応は仕方ないのです、正直対応している公務員も「可哀想だなぁ」「ホントは要望叶えてあげたいけどな」
と同じ人間ですから思っているはずです。

しかし公務員ではなかなかそれが出来ません


というのも公務員の職責・職務は、定められた法務を厳正に執り行うことにあるからです。


ちょっと難しい言い方ですが、つまり法律や条例に基づいて、キチンと対応しましょうねってこと

書類などの対応や応対時間、手続きなど、全て厳格に条例に基づいて決められているので
それ以外の行動が許されていないんです。

なぜならば、全体の奉仕者であり一部の奉仕者でないから、とここに戻ってくるのです。


じゃあ対応できるように条例を変えたらいいじゃない、と思われると思いますが
これがまた簡単じゃないんですよね・・・

民間だとサクサク効率のいい方向へ持っていくことは自然な行為ですが、公務員ではそれをするのにいちいち起案やら稟議やら決済やらを経て、ようやくケチャップを抜いてもよい。となるわけです。


とにかくちょっとした改善にも時間がかかるシステムになっています

サービス業経験者、またはサービス業が好きな人にとっては色々と内部的な面でのストレスが大きいと思います。

 

 

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上昇志向の強い人・実力主義

最も公務員で嫌われるタイプの人間です

実力主義と成果主義。この2文字は地方公務員にとっては天敵ワードの2トップ

あともうひとつ挙げるとすれば、、、うーん、上司批判?

あ、これはどこでも怒られるやつだ。


とにかく

現在の地方公務員は、3割位の能力の高い人間が、残りの無能力者のツケを払っている状況です。間違いなくどこもそうだと言えます(ソースはダーマ自身ですが)


ここで肝心なのは、年齢に関係ないということです


年上でも働く人はバリバリ働きます、何でこの人公務員なんだろう?って思うくらい仕事が出来る人もいます

逆に若い人でも全然仕事が出来ない人も多いです。と、そういうと教え方の問題だろうと論点を変えられたりするので、またまた余計に面倒くさいことになります。


もちろんこれはどこの会社でもそうなので、今更感があるんですが


問題は公務員の場合、高能力者の場合でも給料に反映されません。


仕事の能率をあげたり、良いアイディアを出したり、誰よりも仕事量をこなしたとしても給料は一律変化なし。ボーナスにも反映されません(一部公共団体では能力評価制度を導入していますが、あれ全然トンチンカンな方向性の物なので鵜呑みにしてはダメ)


公務員の給料は給与表と呼ばれるもので管理されていて、昇給は毎年給与表の号給が上がっていく形になります。基本的にですが。

人事院勧告と呼ばれるものに公務員の給与に関することの全てがあります、分かりにくいけど詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

平成28年人事院勧告

 

では、どうすれば給料が上がるのか、どうすれば出世できるのか。答えは一つ

歳を重ねること。

これしかありません。実力評価など行われないと肝に銘じておきましょう。


地方公務員を学校に例えるならば、成績表(通知表)の存在しない学校だと思ってください


学生は毎日学校に行き勉強します、がそこにテストはありません

学期毎の成績表もありません、大事なのは出席しているという証明である出席簿だけです

出席さえしていれば退学処分にはなりません、例外的に犯罪を犯さなければですが

どれだけ授業中に寝ようが不勉強だろうが、クラスを替えられるだけで退学にはなりません

年上だからという理由で自らが望んでないのに学級長や生徒会長になってしまうかもしれません、ですが大丈夫、全て下々の者がやってくれます。


まぁこんな学校です。 いったい何を目的で通うんでしょう?


実力主義向きの人に対策がないわけでもありません


それは昇任試験を導入している自治体を目指すことです。
実際には昇任試験が全てではありませんが、それが無い場所よりはよっぽどマシだとダーマは考えます。

公職研:書籍案内自治体昇任昇格試験対策Q&A

こちらのサイトでは具体的な内容がありますので、是非参考にしてみて下さい


地方公務員というのは先ほども述べた通り、全体の奉仕者であり一部の奉仕者ではありません
市民に対し公平・公正の立場を取らなければなりませんが、何故かこれを内部にも求めます。

給料が上がるのならば平等に一律足踏み揃えてだ、と。


この考え、ピンと来た人いると思いますが凄く共産主義に似ていますね。この辺の話もいずれしたいと思います。

 

 

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多くの人と関わりたい人、営業職が好きな人

いわゆる営業職に向いている人にとって、公務員は適職ではありません


営業職とは自社の商品を、それをニーズとする他社や客に売る人のことです。よくサラリーマンの戦士だとか、切込み部隊だと言われ、他社はもちろん他業種にも枝を伸ばすなかなかダイナミックな職務です。

そもそも人と付き合う事に抵抗の無い、コミュニケーション能力に優れた人が営業向きとされています。知らない場所の知らない人に営業かけるということは、出来ない人はどう努力しても出来ない事ですからね。

新たな人付き合いを始めるのが好きでない人には決してできない仕事です。


さて、では公務員はどうでしょう。もうお判りでしょうが真逆の立場です

公務員は営業をかけられる立場の存在です、自らが他所に足を運んでアレコレすることはありません
あっても他の自治体との関係くらいです。

そのせいか異常なほどに他業種との付き合いがありません、公務員同士の付き合いは多くても、それ以外となるとほとんど関わりが無い人がほとんどです。


一応対外的というか、外向けのセクションに属していればそういった付き合いはありますが
そうなるとこちら側が完全に上の立場、つまり営業をかけられる立場になるのがほとんどですので、対等の関係という立場にはなりません。

それを通常の人脈と勘違いし、自分は偉いんだと思う人も多いです

そういう人は最悪、業者と癒着しちゃって、最終的には両手に輪っかがかかるかもしれませんけど・・・・。


対外的なセクションに属している人はまだいいですが、対内的なセクションつまり総務や経理などに属すると、もう1年で会う新しい人なんて新人くらいしかいません。

毎日決まった仕事を、決まった手順で処理するルーチンワークの連続です

昨日も一昨日も、去年も3年前も、そしてこれからもずっと同じ作業を繰り返します。

安定した職業、とはつまりこういうことです。変化が無いか、もしくは極端に少ないということです。


営業タイプの人にとって、これは深刻な苦痛です。

一応の解決策として、対外的な業務への異動を希望することが唯一です。それも結局は向こう側からの営業ですが、新たな付き合いは生まれます。


またイベントの企画立案をするセクションがある自治体もあります、商工会議所などと連携しイベントを立ち上げる場合です。これも営業向きのタイプにとっては楽しく仕事できるでしょう。


しかし、ここで問題がひとつ。多くの地方自治体では早くて3年、長くても5年位では違う部署に配置転換されます


せっかく気に入った、自分に合ったセクションでも次の年には全然違うところに飛ばされたりします。異動希望は受け付けますがそれが通るかどうかはその時次第です。


地方公務員はただのコマにしかすぎません、その人の特徴を生かした適材適所なんてほとんど行われません(あっても見当違い)

誰がやっても同じようにできなければ困るので、逆に特徴を出し過ぎると怒られる場合があります。
その人にしか出来ないことをやられると、その人が異動すると面倒ですから。

そういう考えが根本的にあることを覚えておいてください。

ダーマが辞めた理由のひとつがこれでした。

 

 

公務員向きの人

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安定的な考え、変化を求めない人

正直言って上述した以外の人であれば皆向いていると思いますが(笑)

あえて向いているタイプを挙げるとすると、あまり変化を求めない人は向いていると思います。

決められた手順を、決められた通りに行う。社会人として当たり前の事なんですが、そこに疑問を持つことなく働ける人

公務員としての仕事は条例等できっちりと定められているので、それを遵守する当たり前の感性を持っている人。

こういった人が公務員向きです、が。


先ほども述べた通り、あなたが真面目に仕事をしても周りがそうではないかもしれません

仕事を進めていくあなたに、さらに仕事を回される可能性もあります。

それでいて給料は何も変わりません。むしろ向こうが上かも


つまるところ、上述したような場面にあった場合でも我慢できる、仕事だからと割り切れる人。そういう人こそが公務員向きの性格です。

あとは毎日出社してれば大丈夫です、定年まで面倒見てくれますから。

 

 

おわりに

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ダーマが考える良い地方自治体とは

ダーマも以前は後輩(公務員試験受験生)から色々と相談を受けることがありました

地方公務員を目指しているんですが、どこの自治体がいいですか? と

ハッキリ言って自分の働いている自治体以外がどうかなんて全く分からないので「ゴメンね良いアドバイス出来ないや」という答えがほとんどでした。


ですが、今はこう思います

地方公務員は民間企業と違って潰しが殆どきかない職業ですから、いったん就職して再就職しようにもどこにも相手にされないのが現状です。


だからこそ大事なのはどこの自治体に就職するかということ


受かればどこでもいい。と安易に就職し、もし後悔することがあってももうどこにも行けないと思って下さい。そこからはもう離れられません。


なのでダーマが思う就職先に選ぶべき地方自治体とは

・昇任試験がある・・・少なくともやる気のある人が昇任しますので、モチベーションが保てます。

・職員の人数が多い・・・ということは部署が多岐になります、選択肢が増えるので自分に合った仕事を見つけることが出来やすい。職員数と市民の数は比例しますので、つまり人口の多い自治体となります(その分競争率高い)

・よくニュースに出てくる問題のある自治体


この3つがポイントだと思います、今ならばこれを満たす条件の地方自治体の公務員をお勧めします。

3番目の「よくニュースで出てくる」自治体をなぜ勧めるのか、は別途ブログで詳細を書きますのでお楽しみに。

 

書きましたので良ければどうぞ御一読ください。

komuin-dropout.hatenablog.com

 


この記事を書いていてつくづく思ったけど、ダーマは本当に公務員に向いてない性格だということが改めて実感できました。アハハ  

 

おわり